クライアント/府中市都市デザイン課 様
府中市都市デザイン課様のご依頼で、
JR福塩線をテーマにした絵本を制作させていただきました。
企画/ディレクション/編集/文・絵・デザイン/印刷/製本/出版
タイトルは『おしゃべりなふくえんせん』。
幼いころから福塩線を身近に感じてもらい、日常利用を増やすことを目的に制作しました。
幼いきょうだいが福塩線に乗り、上下町に住む祖父母に府中みそを届けるオリジナルの物語です。
中畑駅の桜や河佐峡など沿線のスポットをはじめ、ディーゼル列車内で聞こえてくる音、乗客の思い出話などを盛り込み、福塩線の魅力と歴史を親しみやすいタッチで伝えています。
小さなお子さんにも最後まで楽しく読んでもらえるよう
吊り革や座席などのキャラクターたちが「おしゃべり」する、
にぎやかな作品に仕上げました。
府中市のたんぽぽ園保育所の所長先生や
読み聞かせグループ「おひさま文庫」「府中明郷学園 昔話部」の方々、
府中市都市デザイン課の方々らとワークショップを複数回重ね、
懐かしくも新しいストーリーが出来上がりました。
イラストは全編、当社デザイナーの林 亜弥が手がけています。
福塩線から見える美しい風景や可愛らしいキャラクターたちを
ダイナミックかつ細やかに描き込むことで、
「乗ってみたい!」という気持ちを促すこと、
そして身近に感じていただきながら、記憶に残り永く親しまれることを目指しました。
完成した絵本は市内9カ所の保育所や幼稚園の園児たちに、読み聞かせととも無料配布されたほか、図書館や小学校にも寄贈されました。
A4判,フルカラー,全40ページ,ハードカバー判 / ソフトカバー判
発行 府中市役所 都市デザイン課
企画・デザイン・編集・印刷・出版 有限会社コトブキ印刷
絵 林 亜弥(有限会社コトブキ印刷)
文 広江 佳名子
監修 田中 いづみ(おひさま文庫)
協力 吉原 純(社会福祉法人静和会 たんぽぽ園保育所 所長)、志田 ひとみ(おひさま文庫)、河本 増美(府中明郷学園 昔話部)